Webマーケティングで成果を上げる! Web担当者が絶対に行うべき3つのWeb運用アクション
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Web運用担当者になったものの、更新管理など以外に具体的に何をすれば良いかわからないという方が多いのではないでしょうか。
Webマーケティングで成果を上げるためには、サイトの改善を重ねていく必要があります。
運用担当初心者であっても、運用は複雑ではなく、解析ツール等を活用しフレークワークに従ってしっかり回していくことで成果が見込めることができるのです。
重要なのは、Webマーケティングは最低でも3カ月一度のPDCA運用を行うこと。
ポイントは、見える化と改善運用です。
今回は、Web担当者が行うべき運用アクションについてご説明します。
目次
最低でも3か月周期のPDCA運用を!
PDCAとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)で1周し、1周目のActから2周目のPlanへとつなげることでらせん状に業務内容の改善や課題解決を行っていくビジネスフレームワークです。
WebマーケティングのPDCAでは、解析を行うことで現状の把握から次の目標を設定します。
まずは計画を立てるためにも現状を「見える化」することから始めましょう。
Plan(計画)
解析をし、現状を把握したところで目標(KGI、KPI)を設定し、達成するために必要な施策をプランニングします。
具体的な作業量や、次の解析をする期日設定まで行なうことから始めましょう。
例)サイトへの訪問者数を月10万にする
コンテンツ記事を月に3回投稿し、メルマガを送る 等
・コンテンツ改善施策
・UI改善
・SEO施策
・広告出稿、クリエイティブ作成
・A/Bテスト
など
Do(実行)
計画に基づき、施策を実行していきます。
決められた期日通りにスムーズに作業が行えるか、作業量についても同時に確認します。
・計画した施策の実行
Check(評価)
設定した期日になったらKPI分析などにより、計画時に設定した目標と施策を行った結果を比較し、達成度合いの評価を行います。
目標設定に矛盾がないか、実行するための人員コストは見合っているか、などをチーム全体で共有し、レポートに起こすなどして会社全体にWeb運用現状の共通認識を持たせます。
・アクセスレポート/KPI効果測定
・SEOレポート
・広告レポート
など
Action(改善)
評価により見えてきた課題から必要であれば新たに目標を設定し、達成のために改善策を検討、実施します。
運用初心者であってもこの改善施策をいくつも試すことで、スムーズな運用を行えるようになり成果へとつながります。
・目標修正
・計画の見直し
・課題や改善点の抽出
など
設定したKGIによっては達成までに長期間を要するケースもあるかと思いますが、あまり長いスパンでPDCAサイクルを1周させていたのでは効果的な業務改善を行うことができません。Webマーケティングは時流による変化が大きい分野です。最低限3か月に一度はCheckおよびActionを行い、問題点を早めに改善し、施策の質を高めていきましょう。
PDCA運用の要は「見える化」
PDCAが効果的なフレームワークであるということを理解し取り入れているにもかかわらず、あまり有効に運用できていない組織は少なくありません。Plan→Doのフェーズは当たり前に進行できても、そこからCheck→Actionを行ってサイクルを回すことが曖昧になってしまっているケースです。
計画を実行した後、しっかりと評価および改善を行うには、実行によって得られた結果を「見える化」する必要があります。以下のような解析ツールを活用して効果測定を行いましょう。
Google アナリティクス
https://analytics.google.com/analytics/
Googleが提供するWebアクセス解析ツールです。ユーザーデータや流入経路サイト内での行動、コンバージョンに関するデータなど、幅広い内容のデータを確認できます。Googleアカウントがあれば、基本無料で使用可能です。
ユーザーヒート
https://userheat.com/
無料で使用できるヒートマップ解析ツールです。ヒートマップとは、Webページにおいてユーザーがどのようにマウスを移動させたかを色の濃さで表現したものです。熟読されている部分や、読むのをやめた部分などを確認することで、ページ構成や配置の改善に役立てられます。
Juicer
https://juicer.cc/
無料で使用できるユーザー属性解析ツールです。Webサイトにアクセスしたユーザーの属性や行動データを分析し、自動でペルソナ作成やリードスコアリングなどが行えます。ユーザー属性や心理を把握することで、コンバージョン率向上のヒントが得られるはずです。
社内でPDCAを共有しよう
解析ツールなどで“見えた”課題から次の目標を設定し、それに向けた施策を実行する(目標達成しなかった場合は再度行う)という次のPDCAへつなげましょう。
PDCAを1周させ、次のPlanに生かしていくことで、有効なPDCA運用が可能になるのです。
こうしてしっかりとPDCAを回したら、その内容について担当者だけが確認するのではなく、社員間、組織内で共有することも重要です。意識共有により、計画実行の質がより高まることに加え、PDCA運用への協力が得やすくなるためです。
定期的にPDCAを回すとともに、3か月に1回の解析を全体ミーティングにするなど、PDCAの内容を共有する仕組みを作りましょう。
Webマーケティングを活用するために社内の人を巻き込もう
Webの運用には経験やノウハウがあればもちろん役立ちますが、経験が少ない担当者でもフレームワークに従った基本的な運用を行うことで、Webの改善を続けていくことが可能です。
Webをマーケティングに効果的に活用するために、社内に情報を共有して興味を高め、多くの人を巻き込んでいくことをおすすめします。