精度の高いサイト設計で、確実な成果を 今さら聞けない!Web制作におけるサイト設計の重要性とは
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スマホやタブレットを利用するユーザー数の増加に伴って、Webサイトを制作する会社が増えています。
しかし、なにも考えずに作るだけでは成果は得られないでしょう。
目的やターゲット、最終的なゴールなどに合わせた「サイト設計」を行なってはじめて、効果が現れるのです。どれだけ精度の高いサイト設計が行なえるかで、成果が大きく左右されるといっても過言ではありません。
本記事では、Webサイトの成果に大きく影響するサイト設計の重要性について解説します。重要性を正しく理解して、確実に成果を出しましょう。
目次
そもそもサイト設計とは
サイト設計とは、具体的な目的やコンテンツなどを明確にしてWebサイトの骨組みを作る作業のことです。Webサイトを作るための下準備であり、最重要工程でもあります。このサイト設計をきっちり行なえば、成果が上げられるだけでなくGoogleに評価されやすいWebサイトが完成します。
しかし、サイト設計を疎かにして手探り状態で作ってしまうと、思うような成果は得られないでしょう。加えて、実際に運用してみると「求めているターゲットに刺さらない」「思い描いていたものとは違うサイトができあがった」などの問題が発生します。結果として、Webサイト制作にかけた時間や予算が無駄になることも考えられます。
また、サイト設計では現状の課題整理も行ないます。会社におけるWebサイトの立ち位置や目標達成の基準など、KPIをきっちり設定することが必要です。
ただ、「課題整理が難しい」「自社サイトを客観的に見られない」といった理由で、つまづくこともあるでしょう。その場合は、制作会社へ解析や無料診断などを依頼してみるのがいいかもしれません。
サイト設計が重要である理由
(1) 集客ができるサイト
ターゲットに合わせてコンテンツ整理を行ない、発信することでアクセス数の向上が期待できます。近年、動画やブログなど発信するコンテンツの種類が増加しているため、整理作業は非常に重要です。競合サイト分析やSEOキーワード調査などを踏まえて、ターゲットに最適なものを探し出しましょう。念入りなリサーチを行なうことで、求めるターゲットを集客し最終的に売上UPが見込める価値あるWEBサイトが完成します。
(2) 問い合わせの質を高められる
自社のサービスや商品を売りたいターゲットを明確するペルソナを作成し、年齢・性別・趣味・ライフスタイルに合わせてボタンや画像の選定を行ないます。
ユーザー目線に立って使いやすさや次に読みたい、知りたいコンテンツを配置することで購入までの不安要素をWebサイトの中で解決していきます。
WEBサイトで疑問が解消されないと、ささいな質問もお問合せしてしまい、労力ばかりかかって売上に繋がりません。また、ほとんどのユーザーは問合せせず、疑問が解消されないとそのサイトからは離れ、違うWEBサイトに移動してしまうことでしょう。
設計の段階でターゲットに最適なUI/UXを構築しておけば、1人1人のサイト滞在時間アップし、熱量の高い見込み顧客からの問い合わせ増加に繋がります。
(3) 無駄なく効率的に目的に近づける
Webサイトへ訪れるユーザーの購入までの検討段階は様々です。
いろいろ検討したうえで最終決定判断として訪れる場合もあれば、情報収集のタイミングであったり、ユーザーの目的は様々考えられます。
サイト設計を行なうことで必要なコンテンツや情報だけを取捨選択でき、効率的に目的へと近づけます。
とくにコンテンツマーケティングやオウンドメディアマーケティングは長期的な運用になるからこそ、できるだけ無駄を省くことが重要です。
また、サイト設計をしておけばWebサイトをリリースした後の運用がスムーズになります。目標達成までのレールがすでに敷かれているため、ライターやデザイナー、エンジニアなどのリソースを確保しやすいです。しかし、サイト設計がなければリソースが確保できず、「その場しのぎの対応になる」「Webサイトの運用自体が停止してしまう」といった問題が発生します。
効率的に成果を上げるためにも、必ずサイト設計を行なって無駄を省きましょう。
(4) サイト運営時にブレが生じない
Webサイト制作に関わる全員が共通の認識を持つことで、「方向性がバラバラになる」「ブレが生じる」といったこともなくなります。それぞれが本来の目的を忘れることなく、確実にゴールへ向かって走ることができます。
サイト設計のおおまかな流れ
課題の整理・見える化
Webサイトを制作するにあたって、まずは課題の整理・見える化が必要です。課題を洗い出すことによって自社の強みや弱み、強化しなければいけない部分などがハッキリとし、Webサイトの方向性・目指すべき目標が見えてきます。
目的やターゲットの設定
ネット上には無数のWebサイトが存在していますが、それぞれ目的とゴールが設定されています。自社商品の売上アップやブランドイメージの向上、資料請求、商品購入など、伝えたいこと・達成したい目標を明確に決めましょう。
それにはまず、Webサイトに訪れてほしいターゲットを決めます。年齢と性別だけでなく、職業や悩み、収入などこと細かに設定していきます。具体的なターゲット像を作り上げることで、集客ならびに問い合わせ数の多いWebサイト構築が可能です。
サイトマップ作成
サイトマップとは、Webサイト全体のページ構造をまとめた地図のようなものです。ターゲット像に沿って必要な情報をカテゴライズして構築していきます。サイトマップを作るときは、ターゲット視点で行なうことが重要です。どのように動いていくか、導線を念頭に置いて階層化しましょう。
ワイヤーフレーム作成
サイトマップの作成が完了したら、次は必要な情報を整理してワイヤーフレーム(画面レイアウト図)を設計していきます。優先度の高い情報は左側上部に配置する、画像や動画を使って興味をひくなど、ターゲットに合わせて見せ方を変えることが大切です。
ワイヤーフレームを作るときは、無駄な装飾をせずモノクロで作ることをおすすめします。元がシンプルであればあるほどデザインの幅が広がり、新しい発見やアイデアも湧き出てきます。とくに新規でWebサイトを制作するときや大幅なリニューアルを行なう場合は、最低限の装飾にしておきましょう。
サイト設計を制作会社に依頼するときは「提案依頼書(RFP)」が必須
自社でサイト設計を行なうのが難しいという場合は、課題の整理からワイヤーフレーム作成まで制作会社に任せるのも1つの手です。
もし制作会社に依頼する場合は、「提案依頼書(RFP)」を作成しましょう。提案依頼書とは、Webサイト構築の目的や目標などを記載した書類のことで、自社と制作会社側で共通の認識が持つためには欠かせない存在です。
提案依頼書には、以下項目を記載しましょう。
目的・ターゲット
目的およびターゲットを明確に伝えることで、制作会社からのデザイン案やコンテンツ案がより具体的になります。最短で目標達成に近づくためには、欠かせない項目でしょう。
導入システム
ECシステムやCMS、お問い合わせフォームなど、Webサイトに導入するシステムを予め伝えておきましょう。制作会社によっては、サイトの目的や目標などに合わせて最適なシステムを提案してくれます。
おおよそのページ数
構築するページ数がどのくらいなのか、想定している数を伝えましょう。一般的に制作会社は作業にかかる時間で費用を算出するため、構築するページ数によって見積もり額が大きく変動します。
対応デバイス
パソコンやスマホ、タブレットなどWebサイトに対応させるデバイスの種類を伝えましょう。最近は「レスポンシブWebデザイン」といって、ユーザーのデバイス画面に応じてレイアウトやデザインを最適化させる技術が主流です。レスポンシブWebデザインを搭載する場合、対応デバイス数によって見積り額が変動することを頭に入れておきましょう。
サイト設計が成果を左右する
Webサイトは、ただ作るだけでは思うような成果が得られません。目的や最終的に達成したい目標などを明確にして、サイト設計することが重要です。サイト設計の精度が高ければ高いほど集客や問い合わせなどの成果が上げられ、効率的に目標達成へ近づけます。
もし自社でサイト設計を行なうことが困難な場合は、シスコムにお任せください。弊社では、業種・サイト形式に関わらずお客様のゴールに合わせた設計を行ないます。
シスコムでは、お客様とともにお客様の課題に、真に寄り添ったご提案が可能です。
無料相談では、お客様の課題やお悩みをお伺いし、成果に対し最善なご提案をいたします。これまで、20年以上に渡る豊富な知見をもとに、成果がでるWeb制作・運用を行っていますので、お気軽に、ご相談ください。
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