既存会員・新規会員さんに役立つ効果的なコンテンツを運用しましょう! 法人団体や協会のホームページ制作に必要な内容は?事例も紹介!
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法人団体や協会に携わっている方には、「ホームページで活動について発信したい」という考えがあるのではないでしょうか。今ではインターネットで情報収集・発信することが当たり前の時代です。ホームページを開設することで、認知拡大や組織の拡大につながるでしょう。
本記事では、法人団体や協会のホームページ制作について解説します。ほかにも、ホームページ構築に必要な内容や制作事例についても触れていきます。本記事を読むことで、どのようなホームページを制作すればいいのかイメージしやすくなるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
目次
団体・協会のホームページ制作の重要性
団体・協会にとってホームページ制作が重要である理由は、以下のような役割があるからです。
- 活動の認知拡大
- 会員・一般ユーザーとのコミュニケーション強化
- 情報提供
団体・協会の活動領域や組織自体を拡大するには、広報活動が大切です。ホームページで情報を発信していくことで、取り組んでいる問題や団体・協会からのメッセージをアピールできます。共感してくれる人が増えれば、支援者が集まったり、予算確保につなげたりできるでしょう。
ホームページを通じて、会員とのコミュニケーションを強化させることもできます。会員との繋がりが強くなれば組織に対する信頼も高まり、活動がより活性化するでしょう。
ほかにも、外部や内部に対して必要な情報を発信していく役割もあります。
団体・協会のホームページ構築のポイント
ホームページを構築する際は、ターゲット会員向けコンテンツを制作することが重要です。会員になるメリットを伝えることで、会員になる魅力を理解してもらえ、会員登録者が増えるでしょう。
さらにその前段階となる、会員ではない一般ユーザーへの情報発信も必要です。一般ユーザーに役立つ情報を提供することで、団体・協会の存在意義を知ってもらえます。
そのためには、会員向けページと一般公開ページを区別する必要があります。既存会員と一般の方とでは必要な情報が違うので、初見でも迷わないような動線にするのが大事です。
会員サイトを構築する際は、サイト全体のページ設計をしておくことがポイントです。どのコンテンツが一般公開ページで、どこまでが会員向けページなのかを決めておくことで、スムーズに制作できるでしょう。
なお、ログイン可能なシステムを実装した会員向けページはWordPressのようなCMSで構築可能です。
ホームページ制作はデザインと使いやすさが鍵
より多くの人にホームページを見てもらうためには、デザインと使いやすさにこだわることが大切です。
ホームページ制作でデザインが重要である理由は、情報の伝わりやすさに大きく関わるからです。重要なポイントを目立たせたり、カテゴリー分類したりすることで、直感的に内容を理解できます。
さらにユーザーが使いやすいよう設計することで、ホームページから離れにくく、回遊してくれるようになるでしょう。そのためには、直感的に理解できて、操作に困らない設計が大切です。
たとえば、重要なボタンは目立たせ、カテゴリー別にメニューを配置して知りたい情報がどこにあるのかわかるよう設計します。
定期的な情報発信の重要性
ターゲット層へ効果的にアプローチするには、定期的に情報を発信することが重要です。定期的に情報を発信することで、有益な情報を発信する機関だと認識してもらえ、組織の存在価値を認められます。
また、会員への情報提供としての役割もあります。たとえば、イベント情報やお知らせなど、最新情報が提示されていれば知りたい情報を得られるため、会員にとって役立つでしょう。
団体・協会ホームページ制作に必要な内容
団体・協会のホームページには、以下のような内容が必要です。
団体・協会について | 理念 会長挨拶 概要 組織図、役員メンバー紹介 歴史 活動内容 活動実績 |
---|---|
会員情報 | 会員登録案内 会員特典・サービス 入会のご案内 |
イベント情報 | 開催予定イベント 過去のイベント報告 |
ニュース・ブログ | トピックス 団体・協会からのお知らせ |
お問い合わせ | 問い合わせフォーム よくあるご質問 プライバシー保護方針 サイトの利用規約 サイトマップ |
ここからは、それぞれの内容について解説します。
団体・協会について
団体・協会について知ってもらうためには、以下のようなページが必要です。
- 団体・協会の理念
- 会長挨拶
- 団体・協会概要
- 組織図、役員メンバー紹介
- 歴史
- 活動内容
- 活動実績
「団体・協会の理念」や「会長挨拶」があると、活動方針やメッセージを伝えられます。団体・協会の方針に共感してもらえれば、会員増加につながるでしょう。
現在の活動については「活動内容」、過去の活動については「歴史」、収支報告については「活動実績」で伝えることができます。
会員情報
会員を増やすためには、会員に関する情報をできるだけ詳しく掲載しましょう。たとえば、会員になろうか検討しているユーザーからは、以下のような情報が求められています。
- 会員登録案内
- 会員特典・サービス
- 入会のご案内
どのように入会するのかを知ってもらうために、「会員登録案内」を用意しましょう。会員の仕組みや会費、申し込み方法、退会方法、問い合わせ窓口を記載することで、不安に感じることなく入会できるでしょう。
入会を後押しするには、「会員特典・サービス」が効果的です。入会のメリットが分かれば、興味を持ってもらえます。
イベント情報
イベント(講演会・セミナー・研究会・交流会など)を開催する場合は、以下のようなイベント情報を掲載するといいでしょう。
- 開催予定イベント
- 過去のイベント報告
これから開催するイベントについては、イベント名や日時、場所などを明示しましょう。イベントが多数開催される場合は、カレンダーで表示するとさらに分かりやすくなります。
直近の活動を知ってもらうには、「過去のイベント報告」が効果的です。レポートにして紹介することで、イベントに参加してみたいと思ってもらえるでしょう。
ニュース・ブログ
ホームページが最新であることを示すためにも、ニュースやブログを更新することは大切です。たとえば、以下のようなコンテンツを掲載できるでしょう。
- 最新のニュース
- トピックス
- 団体・協会からのお知らせ
メディア掲載などの情報については、「最新のニュース」や「トピックス」として紹介できます。こうした情報を取り上げることで、団体・協会の存在意義を知ってもらえるでしょう。
職員の募集やコンテストの案内など、団体・協会から会員やユーザーに知らせたい内容は「団体・協会からのお知らせ」に掲載することで告知できます。
お問い合わせ
団体・協会に問い合わせたいユーザーのために、お問い合わせ窓口を用意しましょう。電話にて受け付けることもできますが、問い合わせフォームを用意することでオンタイムで対応する必要がなくなり、業務効率化になります。
さらに「よくあるご質問」を用意しておくと、不要な問い合わせの手間を減らすことができます。
また、信頼できるホームページであることを示すために、以下のようなページも用意しましょう。
- プライバシー保護方針
- サイトの利用規約
- サイトマップ
プライバシー保護方針とは、個人情報の取り扱いやプライバシーに関する指針を示すものです。個人情報保護法の規定に沿っていることを明示できます。
サイトの利用規約とは、利用条件やホームページ上での取引条件などを示すものです。ユーザーを同じルールで管理するために提示します。
また、ホームページ上で知りたい情報がどこにあるのかを示すためにサイトマップを用意しましょう。コンテンツを一覧化することで、情報を整理できます。
団体・協会ホームページ制作のポイント
団体・協会がホームページを制作する際は、以下のポイントを意識しましょう。
POINT -ポイント-
- 活動内容に理解を得るため理念を掲載する
- ターゲットのニーズの高い情報を発信、提供する
- 取り組みが伝わるよう画像や図を用いる
- 会員の魅力や特典についてアピールする
- 更新頻度を高めホームページの信頼性を高める
ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
活動内容に理解を得るため理念を掲載する
団体・協会の活動内容を理解してもらうために、理念を掲載しましょう。設立した目的や、その思いを言葉にすることで存在意義や社会貢献が明確になり、共感を得られるでしょう。団体・協会の存在に共感してもらえれば、活動にも興味を持ってもらえます。
ターゲットのニーズの高い情報を発信、提供する
ターゲットのニーズの高い情報を発信することを意識しましょう。たとえば、専門性の高い分野である場合は、専門用語を調べられるページがあると便利です。ほかにも、専門分野について素人でも分かるように解説すると、ユーザーの疑問を解決できます。
取り組みが伝わるよう工夫する
団体・協会の取り組みについて理解を深めてもらうには、画像や図を用いると効果的です。たとえば実際の活動内容を見せたい時は写真を掲載することで、ユーザーがイメージしやすくなります。
また、団体・協会のしくみや流れなど複雑な情報を整理して見てたいときはイラストや図が効果的です。シンプルにまとめることで、ユーザーの理解を深められるでしょう。
短時間で多くの方にわかりやすく認知させる場合は、動画を掲載するのもよいでしょう。
会員の魅力や特典についてアピールする
会員を増やすためには、会員の魅力や特典についてアピールすることが大切です。メリットや特典の内容は、業界の最新情報が得られる、業務のバックアップや会員同士のネットワーク創出、イベントやセミナー参加など、団体・協会によってさまざまです。
会員になるメリットを理解できれば、会員への興味を持ってもらえます。「会員限定」のようなキャッチフレーズを付けることで、貴重な特典であることを押し出せます。
更新頻度を高めホームページの信頼性を高める
ホームページの信頼性を高めるには、更新頻度を高めることが大切です。頻繁に更新されているとホームページが機能していることが伝わります。
ホームページの更新頻度を高めるには、CMSを導入し、組織内でリアルタイムに情報発信ができるようにすることがおすすめです。
WordPressをはじめとしたCMSは、技術やノウハウがなくても更新できます。会員や役員など誰でも操作しやすいWebサイトにすると、更新のハードルが下がるでしょう。
【シスコム制作事例】法人団体・協会ホームページ
最後に、シスコムで制作した団体・協会ホームページの事例を紹介します。
一般社団法人 海洋産業研究・振興協会 様
一般社団法人 日本損害保険協会 様
一般社団法人 日本循環器学会 様
特定非営利活動法人 日本心臓リハビリテーション学会 様
日本弁理士会 様
一般財団法人 WINI気象文化創造センター様
事例を参考にすることで、ホームページのイメージを掴みやすくなるでしょう。ここからは、それぞれの事例について解説します。
一般社団法人 海洋産業研究・振興協会 様
このホームページのポイントは、入会申し込みボタンを目立つ場所に設置していることです。はじめて訪れたユーザーに対して、会員に入会できることを伝えられます。遷移先のフォームから手続きもできるため、ユーザーにとって使いやすい設計です。
また、協会の目的や取り組みについては、アイコンや図を用いながら説明しています。図を用意することで、情報を整理することができています。
一般社団法人 日本損害保険協会 様
このホームページの特徴は、一般から教育・自治体関係者や有識者まで、全てのユーザーが求める情報が、わかりやすいデザインで構成されているところです。
ユーザビリティやアクセシビリティにも配慮し、CMSで構築されているため、運用・管理面でも扱いやすくなっています。
一般社団法人 日本循環器学会 様
このホームページの特徴は、用語集を用意していることです。分からない用語を検索ボックスに入れるというシンプルな設計です。条件付きで調べることもできるため、すぐに情報を見つけられます。
特定非営利活動法人 日本心臓リハビリテーション学会 様
このホームページの特徴は、ユーザーの属性によってコンテンツを分けていることです。
「一般の皆様へ」と一般ユーザーに対しては、「心臓リハビリとは?」や「心臓病と運動について」といったコンテンツを用意しています。一方で、「医療者の方へ」では、「ガイドラインや「災害時心リハ対応マニュアル」など専門的な記事をまとめています。
日本弁理士会 様
このホームページの特徴は、「地域会ホームページ」にて地域別のホームページの導線を用意していることです。日本地図を色分けしてメニューにすることで、直感的に選べるようになっています。
また、「動画で弁理士を知る」や「弁理士の仕事とは」など一般ユーザーに向けたコンテンツは、イメージ画像を添えています。画像があることで、初心者でも内容を理解しやすくなります。
一般財団法人 WINI気象文化創造センター 様
このホームページの特徴は、退役した南極観測船に興味をもっていただき、気象に関する理解増進につなげるためのさまざまな活動をアピールしているところです。
イベント情報やアクセスページを新たに追加し、バーチャルツアーやグッズ販売など、お客さまにより興味をもっていただけるサイトになっています。
SHIRASE – 一般財団法人 WINI気象文化創造センター様
ホームページを制作してニーズのある情報を発信しよう
団体・協会がホームページを制作する際は、ユーザーが知りたい情報を盛り込むことが大切です。発信したい情報すべてを掲載することも重要ですが、一方的に発信するだけでは利用してもらえません。そのためにも、ターゲットユーザーを決め、どんなニーズがあるのか調べてみましょう。
もしホームページ制作を検討している場合は、各団体・協会のホームページ制作実績があるシスコムにご相談ください。弊社ではお客様の事業内容に合わせたソリューション提案をいたします。
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