潜在顧客を集めて顕在化させるオウンドメディアへ オウンドメディアでの効果的な集客方法とは
- 公開日
この記事は7分ほどで読めます
オウンドメディアはビジネスを加速する効果的なツールです。しかし効果的に活用しなければ、集客することは難しく、途中で頓挫することになってしまいます。
そこで本記事では、オウンドメディアのメリットとデメリットを挙げた上で、効果的に集客する上でのポイントを解説します。
目次
オウンドメディア構築のメリット
オウンドメディアを構築するメリットとして主に下記の3つが挙げられます。
MERIT -メリット-
- アクセスの拡大が期待できる
- 企業のブランディングが期待できる
- リアル媒体などとのクロスメディア戦略が期待できる
詳しく見ていきましょう。
アクセスの拡大が期待できる
最初のメリットはアクセスの拡大です。
具体的にはオウンドメディアの構築により、これまでアプローチできなかった層(潜在顧客)にもリーチできます。
例えば、青汁を販売するような場合、青汁の効能を紹介するコンテンツはもちろん、「身体の調子を整えるためにすべきこと」などといった間接的にリーチできるコンテンツも投入できます。
つまり、通常の販促記事のみならず、別の角度からコンテンツを投入することで、潜在層にもリーチすることができるのです。
見込み客だけだはなく、より広い層に向けてアプローチしたいと考えている場合、オウンドメディアは大きな効果を発揮します。
企業ブランディングが期待できる
次に企業ブランディングが期待できるという視点です。
オウンドメディアに良質なコンテンツを投下し続け、メディアの評価が高まれば、信頼性の高いサイトとして認知されます。
結果的にユーザーが継続的に訪れ、ノウハウのある企業であると認識されるるため、〇〇社の商品やサービスが購入したいといった企業ブランディングが期待できるのです。
ユーザーの信頼を得られるようなメディアを構築することで、自社の価値を高めるブランディングが可能です。
リアル媒体などクロスメディア戦略が期待できる
オウンドメディア×〇〇といったクロスメディア戦略がとれることも、オウンドメディアのメリットでしょう。
各種メディアにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
例えば、幅広い層に認知できるが、顧客になる可能性は低い「テレビCM」や、ユーザー数は多いものの広告との接触が少ない「大規模プラットフォームメディア」など、が挙げられます。
これらを効果的に組み合わせることが広告効果を高めるために重要です。
例えばテレビCMや大規模広告などで多くの人に接触し、オウンドメディアで詳しく解説するなどの戦略が考えられます。
このようにそれぞれのメディアの特徴を生かしたクロスメディア戦略が取れることも、オウンドメディアのメリットです。
オウンドメディア構築のデメリット
オウンドメディアを上手く運用するには、デメリットを把握することも大切です。主なデメリットとして下記が挙げられます。
DEMERIT -デメリット-
- イニシャルコストがかかる
- 運用・管理が煩雑・大変である
- 成果が上がるまで一定の時間がかかる
それぞれ解説します。
イニシャルコストがかかる
まず大きなデメリットとしてイニシャルコストがかかることが挙げられます。
イニシャルコストとはオウンドメディアを構築する際にかかる費用のことです。
オウンドメディアを作るためにはWebサイトが必要となり、そのためにはサーバー代やドメイン代、外部に委託する場合は委託費用がかかります。
資料請求などで個人情報を扱う場合には、セキュリティや信頼性の高いサーバーを選ぶ必要があり、多くの費用がかかってしまうこともあります。
初期費用の目安としては、サイト毎にことなりますが弊社シスコムの場合50万円以上ほどの資金が必要です。
運用・管理が煩雑・大変である
オウンドメディアは導入したら終わりではありません。
Webサイトを構築したら運用・管理業務が続きます。
ただ一方で、運用・管理を正しく行わなければオウンドメディアを構築したメリットを最大限に享受できないため、必須の業務でもあります。
オウンドメディアは作って終わりではなく、作ってからがスタートです。
成果が上がるまで一定の時間がかかる
最後に成果が上がるまでに一定の時間がかかる点です。
オウンドメディアは多くの場合、検索エンジンからの流入を狙うことになります。
しかし検索エンジンでの順位を決めるGoogleから一定の評価を得るまでには時間がかかり、半年から一年ほどは目に見える成果を感じることは難しいでしょう。
成功するオウンドメディアには、前述した運用・管理業務で適切なWebサイト分析をする必要があります。コンテンツを継続的に投下し、その上で分析することが重要になります。
オウンドメディアで集客を成功させるポイント
デメリットもあるオウンドメディアで成功するためにはどのような点に注意すべきでしょうか。本章では集客を成功させるためのポイントを4つ解説します。
ペルソナを詳細に決める
最初に重要なのはペルソナを詳細に決めることです。
ペルソナとはサイトに訪れてほしい具体的なユーザー属性のことを指します。
例えば、20代女性、東京都内在住、趣味は食べ歩き、休日は友人とショッピングを楽しむ。などの具体的な特徴を指します。
これらを明確に定めた上で戦略を決めることが重要です。
ぼんやりと多くの人に該当するペルソナ設定にするのではなく、ただ一人のユーザーに向かってアプローチするような詳細なペルソナ設定が成功の秘訣となります。
ペルソナの購買行動を整理する
上記で定めたペルソナに対し、彼・彼女らがどのような購買行動を起こすのか具体的にイメージすることも重要です。
例えば、〇〇で商品やサービスを知り、オウンドメディアで興味を持ち、コンテンツで商品やサービスを利用したくなり、最後に購入するといった流れです。
この導線設計を明確にすることで、最終的な成約につながりやすくなります。
ペルソナが検索するであろうキーワードを整理する
商品やサービスに興味を持ってもらうためには、オウンドメディアへの集客が不可欠です。
はじめに、Webサイトを検索するであろうキーワードを整理する必要があります。
キーワードを整理し、それに対する適切なコンテンツを投稿し続けることで、ペルソナがオウンドメディアに訪問する可能性が高まります。
購買プロセスに基づく、購買意欲を掻き立てるコンテンツ制作
最後に、成約のためのプロセスです。
上記で定めた購買行動に則って、購買行動を刺激するようなコンテンツを制作します。
ここでも多くの人に該当するコンテンツを作るのではなく、ペルソナ1人に刺さるようなコンテンツを作成することを意識しましょう。
抽象的な記事を書いて誰にも刺さらないため、個別具体的な記事制作を心掛けましょう
オウンドメディアの集客におけるSEO戦略
前章のキーワード選定をふまえて、ここでは具体的なSEO戦略について解説します。
関連するサイトからのリンク・サイテーションによるドメインの強化
サイテーションとは自社メディアの名前などがほかのサイト等に書かれることを指します。
サイテーション数が増えればドメインパワーが強化され、検索順位にも影響があると考えられています。
SNSの活用や広告媒体での認知向上などによってリンク・サイテーションを上げることが可能です。
トピカルオーソリティを意識した記事カテゴリーの整理
トピカルオーソリティとは、対象のテーマに対して権威性があり高いコンテンツを提供していることを指します。
トピカルオーソリティを意識して記事カテゴリーを整理すると、網羅性があり完成されたメディアとして検索エンジンからの評価が上がると言われています。
質の高いコンテンツを投入することはもちろん、記事カテゴリーも意識して整理しましょう。
潜在顧客を集め、顕在化させるオウンドメディアの魅力
オウンドメディアの最大の魅力は、今はまだ購入意欲の少ない潜在顧客にもリーチできる点です。
ただし潜在顧客に効果的にリーチするためには、いくつかのポイントを意識したうえでWebサイト構築する必要があります。
特にペルソナ設定やキーワード選定、SEOは慎重に行い、検索エンジンにおける自社サイトの評価を上げていきたいものです。
シスコムは作って終わりではない、オウンドメディアの構築から成果を出す運用を得意としています。
「オウンドメディアの集客力を高めたい」「オウンドメディアを始めてみたい」と思われた際には、気軽にご相談ください。無料相談を承っております。
おすすめ記事