戦略的な展開のためのポイント オウンドメディアのアクセスを伸ばすための集客経路の最適化
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オウンドメディアを運用する際には、集客について考える必要があります。
集客できていないオウンドメディアでは、構築前に目的としていた効果を得ることが難しいでしょう。
そこで本記事では、オウンドメディアの集客経路について成功事例をみつつ、最適化するためのポイントについて解説します。
目次
オウンドメディアの主な集客経路
最初に、オウンドメディアの主な集客経路について確認しましょう。さまざまな集客経路が考えられますが、主に考えられるのは下記の通りです。
POINT -ポイント-
・SEOによるオーガニック(自然検索)流入
・口コミなど評判に起因する指名検索流入
・SNSを活用したソーシャル流入
それぞれ解説します。
オーガニック(自然検索)流入
1つはオーガニック(自然検索)流入。いわゆる検索エンジンからの流入です。GoogleやYAHOO!などの検索エンジンにキーワードを打ち込むことで、関連するメディアがヒットします。
ユーザーに有益なコンテンツを提供するだけではなく、正しくGoogleの検索エンジンに認知されるような、サイトの設計も大切になります。
口コミなどに起因する指名検索流入
2つめは指名検索による流入です。主に口コミなどによって流入します。
指名検索とは、企業名や商品名を直接検索することを指します。
口コミやパンフレット等によって商品などを認知した上で、流入する経路になります。
認知して流入している分、オーガニック流入よりもユーザーの興味・関心が高いといえます。
SNSを活用したソーシャル流入
最後にSNSによる流入です。FacebookやTwitterなどのSNSによってコンテンツが紹介され、流入される経路です。
ここ数年、SNSの普及に伴い注目されている経路です。
SNS経由の流入は、サイテーションというSEOに関する効果も期待できるため、施策する価値は高いと言えます。
オウンドメディアの集客経路を整理する目的
上記で紹介した集客経路以外にも、いくつかの集客経路があります。ここで重要なのは集客経路を整理し、どこから流入しているのかを正しく把握することです。主に下記の内容がその理由です。
POINT -ポイント-
・アクセス解析がしやすくなる
・PDCAを回すための検証材料が揃う
・メディアを伸ばすための方針を決めやすくなる
詳しく解説します。
アクセス解析がしやすくなる
まずアクセス解析がしやすくなる点が挙げられます。オウンドメディアを運営するにあたり、アクセスを解析し、改善していくことは不可欠です。
分析・計画なしに運用していても、目的とする成果は得られないでしょう。
そうした意味で、どの経路から流入があるのか正しく知っておくことは重要です。
流入経路が分かれば経路ごとのアクセス解析ができ、アクセスが良い経路は伸ばしていき、悪い経路は改善するという施策が打てます。
PDCAを回すための検証材料が揃う
次にPDCAを回すための判断材料が揃う点。
SNSやオーガニック流入、指名検索流入など、さまざまな流入経路があるオウンドメディアですが、メディアによって適した流入経路とそうでない経路があります。
これはPDCAサイクルを回すことで改善したり、あるいは切り捨てたりできます。
メディアを伸ばすための方針を決めやすくなる
最後は今後の施策についての方針を決めやすくなる点です。
上記の通りメディアによって流入しやすい経路があります。できれば流入しやすい経路を早く見つけた上で、さらに伸ばしていきたいものでしょう。
集客経路を早い段階で整理できれば、今後どのような戦略で伸ばしていくのか明確な目標設定ができます。
成功しているオウンドメディアの傾向
成功しているオウンドメディアの傾向はどのようなものでしょうか。さまざまな特徴がありますが、共通している点として下記の3つが挙げられます。
POINT -ポイント-
・自社のコアとなる強みが明確
・メディアのコンセプトが明確
・ターゲットが明確
詳しく解説します。
自社のコアとなる強みが明確
オウンドメディアを成功させるために、まず重要なのは自社の強みを明確化し、強みをアピールしていくことです。
例えば、卵を売っている会社のオウンドメディアで考えてみましょう。
・快適な環境で、質のいい肥料を与えることで鶏が育ち、卵が美味しいこと
・山奥で育てられた鶏による卵
このようにまずは強みを明確にし、その強みをアピールしていくことが最大の成功要因となります。
メディアのコンセプトが明確
2つ目の特徴としてコンセプトが明確な点が挙げられます。
コンセプトとはサイト自体のテーマのことで、オウンドメディアがどのような内容を発信しているのかを示すものとなります。
コンセプトを設定することで、提供するコンテンツと読者の求めている情報を繋ぐ役割になり、より関係が強固なものとなります。
自然検索によって流入したユーザーにとっては、検索して求める情報が得られれば、一定の信用となるでしょう。
なおコンセプトがあるサイトは統一感があり、求める情報のさらに1つ先の情報にも手が届きやすくなります。
ターゲットが明確
ターゲット選定が明確であれば、ターゲットに対して刺さるコンテンツを投入することができ、結果的に目的を達成しやすくなります。
ここでいうターゲットとはペルソナのことで、個別具体的な想定ユーザーのことを指します。
ターゲット選定を明確にするためには、ペルソナ設定が重要で、ペルソナ設定を行うためにはオウンドメディアの目的設定、ひいてはコンセプトが重要です。
このように成功するためには1本の軸としてのサイト運営が必要となります。
成功するオウンドメディアの立ち上げ方法
前述の内容をもとに、成功するオウンドメディアの立ち上げ方法について解説します。
ペルソナとコンセプトの整合性を取る
ペルソナとコンセプトが異なる場合、それぞれが明確に定義されていても良い結果を生むことは難しくなります。
ペルソナは50代男性なのにも関わらず、コンセプトは20代女性向けに作られていては上手くいかないことでしょう。
ペルソナとコンセプトをうまい具合に合わせて整合性を取ることが重要です。
集客キーワードとペルソナの興味と整合性を取る
集客キーワードとペルソナの興味を合わせていくことも重要です。ペルソナが興味を持つような内容をあぶり出し、それに合わせて集客キーワード選定し、コンテンツを投入していくことを意識しましょう。
ペルソナユーザーの興味を惹くコンテンツの更新を怠らない
基本的にサイト更新が滞っているサイトは魅力的に映りません。
1週間に1回や3日に1回など、決まったタイミングでコンテンツを投入することを怠らないようにしましょう。
そうすることで自社サイトに訪れることがペルソナの習慣の一部になります。
オウンドメディアの集客経路を分析して、戦略的に展開
オウンドメディアは構築しただけでは意味がありません。集客経路を分析し、効果的にユーザーを取り込むことで目的とする成果を得ることができるのです。
そのためには戦略的に展開していくことが必要不可欠。本記事で紹介した運用を試しつつ、結果の出るオウンドメディア運営をしていきましょう。
シスコムは作って終わりではない、オウンドメディアの構築から成果を出す運用を得意としています。
「オウンドメディアの集客力を高めたい」「オウンドメディアを始めてみたい」と思われた際には、気軽にご相談ください。無料相談を承っております。