目的・対象を定めてからWeb集客施策を選択 Webマーケティングの集客効果を高める手法3つを徹底解説!

ミニナレ編集部

ミニナレ編集部

  • 公開日

この記事は9分ほどで読めます

Webマーケティングの集客効果を高める手法3つを徹底解説!

Web集客において、「集客する方法は何があるのか?」「Web集客をやってみたけど効果が出ない…」「SNSが話題になっているが、自分も使った方がいいのか?」、このような相談をよくいただきます。

 

Web集客は、適切に活用すれば大きな効果を狙える一方で、確かな知識がなければ望むような結果がでないというケースも少なくありません。

 

そこで今回は、はじめてWeb集客をする方や、思うような効果が得られていない方を対象に、知っておきたいWeb集客の基礎と、成功するためのポイントについてお話します。

目次

    コンテンツマーケティング・リスティング広告・SEO対策の基礎知識

    Web集客を考えるうえで基本のキーワードとなるのが、「コンテンツマーケティング」「リスティング広告」「SEO対策」の3つです。どれもWebマーケティングの施策に分類されますが、それぞれ長所と短所が異なるため、目的や課題に応じて使い分ける必要があります。まずは、3つの施策がどのようなものか理解しておきましょう。

    コンテンツマーケティングとは

    コンテンツマーケティングとは、読者にとって価値のあるコンテンツを制作し発信することで、見込み顧客のニーズを掴み、育成・販促する手法です。自社をまだ知らない見込み客にアプローチして育成し、最終的には自社のファンになってもらうことを目的としています。

    コンテンツマーケティングの重要な点としては、「価値のあるコンテンツを発信すること」と「顧客の育成」「ファンになってもらう」の3点があります。

    従来のように、今その商品やサービスが必要な人をターゲットとするのではなく、これから必要とする可能性がある人、もしくはニーズが顕在化していない人の欲求を掻き立て、段階的に購買につなげていこと重点を置いた施策といえるでしょう。

    つまりコンテンツマーケティングとは、1つのツールや手法を指すのではなく、認知から購買までの考え方、概念を指しています。

    SEO対策とは

    SEOとは、(Search Engine Optimization)の略称のことで、日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」となります。主にGoogleやヤフーなどの検索エンジンの検索結果において、自社サイトを上位に表示させる対策の総称をいいます。

    日本人が使う検索エンジンの多くは「Google」もしくは「ヤフー」となっており、自社サイトのコンテンツが上位表示されるためには、Googleのアルゴリズムに評価される必要があります。ヤフーの検索エンジンはGoogleのアルゴリズムを借りているため、Googleのアルゴリズムを攻略したら、結果的にGoogleとヤフーの両方を対策したことになります。

    このSEO対策は非常に奥が深いといわれています。というのも、Googleはアルゴリズムにおける明確な仕組みや判断基準を公表していないため、時間をかけても圏外に飛ばされるということが頻繁に起こるためです。

    ただ一つ言えるのは、Googleはユーザーファーストを掲げており、ユーザーに有益なコンテンツが評価される仕組みとなっています。ユーザーに有益なコンテンツを継続的に提供していくこと、外部リンクを充実させることがSEO対策の基本といえるでしょう。

    リスティング広告とは

    リスティング広告とは、あらゆるWeb広告の中でもっともメジャーな広告のひとつです。検索エンジンを使って調べ物をするとき、検索結果の一番上に「広告」とついたWebサイトを見たことはないでしょうか。リスティング広告は、Googleやヤフーなどの検索結果に連動して表示される広告のことです。代表的なのは、「Yahoo!JAPANプロモーション広告」や「Google AdWords」が挙げられます。

    検索結果に連動して表示されるリスティング広告は、目的がはっきりしているユーザーにピンポイントで訴求できる利点があります。特定のターゲットを絞らず広告を出稿しても、見る人が全員反応することは限りません。しかしリスティング広告の場合、例えば「新宿 スポーツジム」で出てくる検索結果は、少なくとも新宿のスポーツジムに興味がある人ばかりです。ターゲットのニーズにマッチすれば、売上に結びつく可能性が高くなるでしょう。

    また、クリック課金である点も大きな特徴です。クリック課金とは、実際にページに移ることで料金が発生するシステムのこと。1ヶ月いくらという料金形態ではなく、1クリックいくらという料金設定となっています。ただし、人気の検索キーワードは広告費が高くなる傾向があります。一定の効果を得るには、適切なキーワード選定が重要です。

    コンテンツマーケティングとSEO対策、リスティング広告の違いとは?

    コンテンツマーケティングとSEO対策、リスティング広告の主な概念を理解したところで、それぞれの集客方法における違いを見ていきましょう。

    目的の違い

    3者はそもそもの目的が異なります。

    目的の違い
    コンテンツマーケティング 見込み顧客を育成して、ファン化を目指すこと
    SEO対策 検索結果で上位表示を狙うこと
    リスティング広告 特定のターゲットに接触し、アプローチすること

    コンテンツマーケティングの目的は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで信用を獲得し、最終的には成約・ファン化してもらうことです。ここでいう成約とは、会員登録や資料請求、セミナーへの申込みなどが挙げられます。

    対してSEOの目的は、Webサイトの構造やコンテンツの質を高めることで、検索結果で上位表示することです。あくまで集客のためのフックに過ぎず、成約までを一貫して考えられているケースは稀となっています。

    リスティング広告の目的は、SEO対策と同じく、上位表示してWebサイトへ集客することが目的ですが、少し異なる点があります。それは、SEO対策より即効性を求める点です。SEOは長期間の継続によって集客効果を高めますが、リスティング広告は費用をかけることで、すばやく集客する目的があります。

    対象の違い

    集客の対象としているユーザーもそれぞれ異なります。

    対象の違い
    コンテンツマーケティング 購買意欲がある程度ある、顕在見込み顧客
    SEO対策 検索エンジンで対象商品・サービスを検索する層
    リスティング広告 潜在見込み顧客から顕在見込み顧客まで

    コンテンツマーケティングは、成約を目的としているため一定の認知を得ている人が対象です。購入意欲がある程度ある人を教育し、ファン化していくため、ある程度の興味関心がある人をターゲットとしています。

    SEOの場合は、Webサイトへのアクセスを目的としているため、検索エンジンで検索する幅広い層をターゲットとします。つまりそもそも興味がある人はもちろん、未だ知らない層に内容を理解してもらうためのコンテンツを準備する必要があります。

    リスティング広告の場合は、そこまで興味のない人も含めて多くの人を集客できる可能性があります。検索エンジンで広告枠として一番上に表示されることは、それほどの効力があります。

    手法の違い

    集客するうえでの手法にも違いがあります。

    手法の違い
    コンテンツマーケティング サイト内のブログ、メルマガ、SNSなど幅広いチャネルを利用して流入を目指す
    SEO対策 検索結果を上位表示させて、流入を目指す
    リスティング広告 対象キーワードの検索結果を上位表示させて、流入を目指す

    コンテンツマーケティングは、様々なチャネルを用いて集客します。例えばメールマガジンやSNSなどでしょう。ユーザーに価値のある情報を提供していれば、立派なコンテンツとして成り立ちます。

    SEOは検索エンジンで上位表示させることの一点突破です。集客を目指すために、検索エンジンからの流入を目指します。

    リスティング広告は、検索エンジンは検索エンジンでも、Googleやヤフー、その他の検索エンジンにも出稿可能。そうした意味で、SEOよりもチャネルが多いと言えるでしょう。

    コンテンツの違い

    最後はコンテンツの違いです。

    コンテンツの違い
    コンテンツマーケティング サイト内のブログ、メルマガ、SNSの投稿、動画配信など
    SEO対策 コーポレートサイトやオウンドメディアなど
    リスティング広告 コーポレートサイトやオウンドメディア、ランディングページ、動画配信サービスなど

    コンテンツマーケティングは、メディアの記事はもちろん、SNSの投稿やメルマガ配信など多種多様なコンテンツが用いられています。最近ではSNS向けの動画なども有効なコンテンツといえます。

    SEOの場合は、基本的に自社サイトのテキストコンテンツが中心です。SEOで高い評価を得るためには、ユーザー満足度の高い質の高いコンテンツが不可欠です。

    リスティング広告の場合も、一般的には自社サイトのテキストコンテンツですが、ランディングページや動画配信サービスなどに流すことも可能です。ターゲットにマッチしたコンテンツを提供することが重要です。

    3つの集客手法をどのように使い分けるか

    Web集客のなかでも、3者はアプローチするターゲット層や集客手法などが異なります。どの施策を選ぶべきか迷う方も多いかもしれません。

    3者をうまく使い分けるには、以下のポイントを確認しましょう。

    POINT -ポイント-

    ・ビジネスの対象となるユーザー(ペルソナ)の層はどこか
    ・Web集客の目的、ゴールはどこか
    ・成果を出すまでの時間はどれくらいあるか
    ・いくらまで予算をかけられるか

    例えば、検索エンジンを通じてより多くのユーザーの流入を目指す場合は、SEO対策に力を入れるべきです。成果を出すまでに時間はかかりますが、継続的に良質なコンテンツを提供し続けることで、安定的な流入が期待できるようになります。作成したコンテンツは資産としてストックされるため、投資したコストが無駄になることはありません。

    一方、自社の商品・サービスに魅力に興味を持つユーザーに対して、今後も引き続き関わっていくことを目的とする場合は、ファン化できるコンテンツマーケティングに力を入れましょう。

    独自性や専門性のあるコンテンツを提供することで、ユーザーや検索エンジンからの評価が高まり、より確度の高い見込み顧客を集めることができます。SEO対策と同様、即効性はありませんが、自社でコンテンツ作成・発信すれば費用がかからないほか、企業資産としてストックできるため、長期戦略として取り組むとよいでしょう。

    また、Web集客にある程度コストをかけられる、即効性を求めるといった場合には、リスティング広告も有効です。お金を掛ければ手軽に広告を出稿できるほか、ターゲットに応じてキーワードを選ぶことで、短時間で成果に結びつく可能性が高くなります。ただし、キーワード選定を誤ると効果が得られない、広告をいくつ出稿しても企業資産として残らないという点には注意が必要です。

    3つの手法を上手く使い分けて集客効果を高めよう

    コンテンツマーケティングやSEO対策、リスティング広告は、それぞれにメリットがあり、集客手法や対象となるターゲット層も異なります。

    顧客との関係性をどう構築したいか、どのような流入を目指すか、費用をいくらかけられるかによって最適な手法は変わってきます。「〇〇の方法が絶対に正解」ということはありません。それぞれの特徴を理解したうえで、3つの集客手法を上手く使い分けていくことが、集客効果を高める最善策といえるでしょう。

    また、ここで紹介した3つの集客手法以外にも、さまざまな施策があります。自社に商材やターゲット層に応じて、複数の施策を組み合わせて運用することも視野にいれましょう。

    いずれも、企業の課題や予算、業種などによって効果的な集客手法が変わります。「現在の課題をどう解決すればよいか分からない」「新しい施策の効果が思うように得られない」という方は、シスコムで自社に合った施策を見つけてみてはいかがでしょうか。

    ミニナレ編集部

    この記事を書いた人 ミニナレ編集部

    株式会社シスコムの記事コンテンツ編集部です。みなさまに価値のある記事の執筆をモットーに、わかりやすい記事を公開することを心がけています!おもにWeb制作や分析、WebデザインなどWebにまつわるノウハウ記事を執筆しています。Web制作やデジタルマーケティングでお悩みのかたは、お気軽にご相談ください!無料相談はこちらからどうぞ→ホームページ工房

    押していただけると励みになります!

    おすすめ記事

    Webにまつわるご相談はこちらから

    お問い合わせ